Pfizer原ワクチンのオミクロン株流行期における非成人の防護能は30%以下で急速に減退:WCMカタール
Covid-19 Vaccine Protection among Children and Adolescents in Qatar

カテゴリー
Top Journal
ジャーナル名
The New England Journal of Medicine
年月
November 2022
387
開始ページ
1865

背景

オミクロン株流行期COVID-19におけるmRNAワクチンの、特に小児に対する効果には問題が多い。
カタールWeill Cornell Medicine-QatarのChemaitellyらは、同国の小児・若者への BNT162b2 ワクチンの効果を検討するリアルワールドtarget-trial emulation後向ケースコントロール研究を行った。

結論

小児では、オミクロン株感染に対するワクチン 10 μg による初回免疫(2 回接種)の有効率は 25.7%で、防護能は接種後急速に減弱し、3 ヵ月後には消滅した。思春期児では 30 μg による初回免疫の有効率は 30.6%で、小児と同様有効率は 2 回目接種後次第に減弱した。これは、プレオミクロン期における思春期児へ有効率 87.6%より低値であった。

評価

Lancetのイタリア報告(22/1〜4:https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0140673622011850O)でも小児への効果はプレオミクロン期より弱かったが、このカタール報告ではさらに弱い。著者らは用量を問題にしているが、原mRNAワクチンの限界とみられるべきであろう。

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(制作協力:Silex 知の文献サービス

取り上げる主なジャーナル(Top Journal)

The New England Journal of Medicine(NEJM)、The Journal of the American Medical Association(JAMA)、Lancet、Nature、Nature Medicine、Science、Science Translational Medicine、Cell