メポリズマブの適応を拡大:MUPPITS-2
Mepolizumab for urban children with exacerbation-prone eosinophilic asthma in the USA (MUPPITS-2): a randomised, double-blind, placebo-controlled, parallel-group trial

カテゴリー
看護・母子医学
ジャーナル名
The Lancet
年月
August 2022
400
開始ページ
502

背景

ヒト化抗IL-5モノクローナル抗体 メポリズマブの都市低所得地域の喘息小児への効果は。
アメリカUniversity of Wisconsin のJacksonら (MUPPITS-2)は、血中好酸球数増多(150以上/μL)の6〜17歳の小児・若者290名を対象として、これを検証するRCTを行った(対照:プラセボ)。一次アウトカムは、ITT集団での52週における喘息増悪(コルチコステロイド全身療法)回数である。

結論

メポリズマブの一次アウトカム有効性を認めた(0.96回 vs. 1.30回)。有害事象発生頻度は、メポリズマブ群29%、プラセボ群11%で、メポリズマブ投与に起因する死亡例はなかった。

評価

同薬の適応を6歳以上の患者に拡張するために行われた試験で、好酸球増多・コントロール不良を条件として、すでにFDA承認されている。

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(制作協力:Silex 知の文献サービス

取り上げる主なジャーナル(看護・母子医学)

Oncology Nursing Forum, International Journal of Nursing Studies