非特異的慢性腰痛に段階的感覚運動再トレーニングアプローチ

Effect of Graded Sensorimotor Retraining on Pain Intensity in Patients With Chronic Low Back Pain: A Randomized Clinical Trial

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背景

Sensorimotor Retraining（感覚運動再トレーニング介入）は、皮質機能障害に基づく慢性痛に有効であると言われている。
オーストラリアUniversity of New South WalesのMcAuleyら（RESOLVE）は、3ヵ月以上の非特異的腰痛患者276名を対象として、段階的感覚運動再トレーニング介入（Graded Sensorimotor Retraining Intervention）の有効性を検証するRCTを行った（対照:シャム治療）。一次アウトカムは18週における痛み強度である（11ポイントスケール）。

結論

段階的感覚運動再教育介入の一次アウトカム有効性を認めた（群間平均差−1.0点）。

評価

3名の患者で有効性を示唆した2011年のパイロット研究（https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/21350034/）を、中規模RCTに展開した。痛みを感じながらも運動の中で受け入れてゆく、心理的疼痛軽減アプローチと似ている。