ウェアラブルデバイスは運動量を増す
Effectiveness of wearable activity trackers to increase physical activity and improve health: a systematic review of systematic reviews and meta-analyses

カテゴリー
整形外科・理学療法
ジャーナル名
The Lancet Digital Health
年月
August 2022
4
開始ページ
E615

背景

運動量を測れるウェアラブルデバイスが多数発売されているが、効果は。
オーストラリアUniversity of South AustraliaのMaherらは、介入研究に関する39の系統レビュー・メタ解析(n=163,992)を対象とするアンブレラレビューを行った。

結論

総体的に、活動量計は身体活動量(標準化平均差 [SMD] 0.3-0.6)・体組成(0.7-2.0)・フィットネスレベル(0.3)を改善した(相当量:1800歩/日増、ウォーキング時間40分以上増、体重1kg減)。血圧・コレステロール値・糖化ヘモグロビン等生理的、またQOL等心理社会的アウトカムの変化は、小さく有意でなかった。

評価

ウェアラブルデバイスの運動促進効果に関する初のアンブレラレビューである。運動量に関する上質エビデンスは認められたが、その他の効果のエビデンスはなかった。

関連するメディカルオンライン文献

大規模臨床試験、新規の薬・機器・手法・因子・メカニズムの発見に関する文献を主に取り上げ、原文の要約と専属医師のコメントを掲載。

(制作協力:Silex 知の文献サービス

取り上げる主なジャーナル(整形外科・理学療法)

Physical Therapy