母体COVID-19ワクチン接種の生児保護効果をCDCが確認
Maternal Vaccination and Risk of Hospitalization for Covid-19 among Infants
背景
妊娠母体へのCOVID-19 ワクチン接種が乳児の感染防護に有効であることが示唆されている。
CDCのPatelらは、検査陰性者を対照として用いるtest-negativeデザインにより、生後6ヵ月未満の乳児のCOVID-19入院予防に対する母体の妊娠中mRNAワクチン接種の有効性を評価する後向症例対照研究を行った(2021/7/1〜2022/3/8、症例537例/対照512例)。
結論
ワクチンを完全接種した母からの生児率は、症例群16%・対照群29%であった。症例群では21%が集中治療を受け、2名が死亡したが、いずれの母親も妊娠中にワクチン接種していなかった。乳児の COVID-19 入院予防における母体のワクチン接種の有効率は、全体で52%、デルタ株優勢期は80%、オミクロン株優勢期では38%であった。
評価
断片的に報告されてきた母体のワクチン接種の生児保護効果を統合確認するCDC研究である。1歳以下へのワクチン接種が承認される可能性が低いため、高いインパクトがある結果だが、オミクロン株への有効性低減も明らかである。


