中等〜重症喘息のレスキュー療法にアルブテロール・ブデソニド配合吸入薬登場:MANDALA
Albuterol-Budesonide Fixed-Dose Combination Rescue Inhaler for Asthma

カテゴリー
Top Journal
ジャーナル名
The New England Journal of Medicine
年月
June 2022
386
開始ページ
2071

背景

現在の喘息のレスキュー療法の主流は、短時間作用型β2刺激薬(SABA)である。
イタリアUniversity of FerraraのPapiら(MANDALA)は、吸入ステロイドを含む維持療法を受けているコントロール不良の中等〜重症喘息成人・思春期児患者3,122名を対象として、アルブテロール・ブデソニド配合薬のレスキュー療法有効性・安全性を検証する第3相試験を行った(対照:アルブテロール単独)。一次有効性エンドポイントは、重度喘息増悪の初回発生である。

結論

アルブテロール・ブデソニド高用量(各180μg ・160μg)併用の一次エンドポイント効果を認めた(HR:0.74)。有害事象発生率に群間差はなかった。

評価

現在レスキュー療法としてはSABA頓用に加え、SABA+吸入ステロイドおよびSMART(Symbicort Maintenance And Reliever Therapy)が推奨されている。新規アルブテロール・ブデソニド配合薬の登場は、治療の個人化の可能性をさらに広げるが、各療法の最適集団の同定が必要となる。

関連するメディカルオンライン文献

大規模臨床試験、新規の薬・機器・手法・因子・メカニズムの発見に関する文献を主に取り上げ、原文の要約と専属医師のコメントを掲載。

(制作協力:Silex 知の文献サービス

取り上げる主なジャーナル(Top Journal)

The New England Journal of Medicine(NEJM)、The Journal of the American Medical Association(JAMA)、Lancet、Nature、Nature Medicine、Science、Science Translational Medicine、Cell