COVID-19重症化予防に週60分以上の運動を
Small steps, strong shield: directly measured, moderate physical activity in 65 361 adults is associated with significant protective effects from severe COVID-19 outcomes

カテゴリー
整形外科・理学療法
ジャーナル名
British Journal of Sports Medicine
年月
February 2022
Onine first
開始ページ
Onine first

背景

適度の身体活動をする人は「風邪」をひきにくいが、COVID-19では。南アフリカ University of the WitwatersrandのPatriciosらは、2020年3月〜2021年6月間にCOVID-19診断を受けた成人患者65,361名の身体活動量を低(週60分未満)・中等(週 60〜149分)・高活動(週150分以上)に分類し、身体活動レベルとCOVID-19入院・ICU入室・人工呼吸器使用・死亡との関連を検討するコホート研究を行った。

結論

低レベルと比較して中等/高レベルの身体活動量は、入院(RR 0.87/0.66)・ICU入室(RR 0.80/0.59)・人工呼吸器使用(RR 0.73/0.55)・死亡(RR 0.79/0.58)低リスクと関連した。

評価

先行の米国(https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/33849909/)・韓国(https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/34301715/)研究より規模は小さいが、同等の結果である。免疫学的基礎をもつ現象と考えられるべきであろう。

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(制作協力:Silex 知の文献サービス

取り上げる主なジャーナル(整形外科・理学療法)

Physical Therapy