タブレット端末問診票を使うとデリケート情報が出しやすくする
Universal Screening in Primary Care Practices by Self-administered Tablet vs Nursing Staff
背景
タブレット端末にアプリで患者が自分で問診票に入力すると、うつやDVといったデリケートな個人情報の提供がしやすくなるのではないか。Wake Forest School of MedicineのMillerらは、タブレット端末アプリmPATHを開発し、プライマリケア施設でその効果を検証する非ランダム化対照試験を行った(n=23,026;対照:通常ケア)。一次アウトカムは、うつ・転倒リスク・近親者間暴力(IPV) があるとスクリーニングされた患者率である。
結論
アプリ入力の一次アウトカム効果を認めた(aOR:2.6)。
評価
すでに多く導入されているタブレット問診票の付加価値を確認する興味深い結果である。リスク陽性とスクリーニングされた場合、リアルタイムアラートが患者の電子カルテにポップアップ表示され、医療提供者が即時評価できるという。