再発性Clostridioides difficile感染症への経口マイクロバイオームSER-109療法が第3相成功:ECOSPOR III
SER-109, an Oral Microbiome Therapy for Recurrent Clostridioides difficile Infection
背景
SER-109は、再発性C. difficile感染症(rCDI)のマイクロバイオ-ム治療のために開発された経口精製Firmicutes芽胞である。Seres TherapeuticsのMcGovernら(ECOSPOR III)は、182名の同患者を対象として、その効果・安全性を検証する第3相試験を行った(対照:プラセボ)。一次有効性アウトカムは、治療後8週までのCDI再発リスクの低下である。
結論
SER-109の一次有効性アウトカム効果を確認した(RR:0.32)。再発頻度低減効果は、年齢(65歳未満でRR 0.24)・ 投与抗菌薬(バンコマイシン でRR 0.41)による層別化でも不変であった。高頻度有害事象は消化器系事象だったが、大部分軽度〜中等度であった。
評価
rCDIに対するマイクロバイオーム療法ではFMTが先行したが、有効性・安全性ともに確立されていない。この経口薬は、新規芽胞使用アプローチで第3相成功した。目標を抗菌薬の補完、再発リスクの低減、に絞っての成功である。


