mRNAワクチンはPfizerかModernaか:米退役軍人で対決検証
Comparative Effectiveness of BNT162b2 and mRNA-1273 Vaccines in U.S. Veterans
背景
COVID-19に対するmRNAワクチンは感染症・ワクチン史を画するブレークスルーだったが、BNT162b2(Pfizer)と mRNA-1273(Moderna)の優劣は。
Harvard T.H. Chan School of Public HealthのDickermanらは、各219,842名の米退役軍人群を対象として、これを検証する電子カルテベースtarget-trial emulation解析を行った。アウトカム指標は、SARS-CoV-2の確定感染、COVID-19の発症・入院・ICU入室・死亡である。
結論
ModernaワクチンはPfizerワクチンより確定感染・発症・入院・ICU入室・死亡リスクで優れていた(後者の前者に対する1,000 人あたり超過イベント数:各1.23・ 0.44・ 0.55・ 0.10・0.02)。
評価
重要なテーマに関し一定の信頼度のある結論を出したが、どちらも卓越したワクチンであることに変わりはない。この研究期間はアルファ株優勢期間で、後期にデルタ優勢となったが結果は変わらない、という。安全性の比較には結論的言及がなく、オミクロン株での優劣は不明である。


