汎発型膿疱性乾癬に対するIL-36受容体抗体薬spesolimabは「大規模試験が正当化される」:Effisayil 1
Trial of Spesolimab for Generalized Pustular Psoriasis
背景
汎発型膿疱性乾癬(GPP)へのIL-36の関与を示すエビデンスがある。Icahn School of Medicine at Mount SinaiのLebwohl ら(Effisayil 1)は、同疾患フレア発生患者53名を対象として、IL-36 受容体モノクローナル抗体薬spesolimabの効果・安全性を検証する第2相RCTを行った(対照:プラセボ)。一次エンドポイントは、1週目終了時のGPPGA膿疱サブスコア0である。
結論
Spesolimabの一次エンドポイント効果を認めた(54% vs. 6%)が、ほぼ半数に感染症・全身性薬物反応を伴った。
評価
有効性と有害事象がともに目立つという結果で、「大規模試験が正当化される」という結論である。