NAFLDはどのステージでも全原因死亡率を上げる
Prospective Study of Outcomes in Adults with Nonalcoholic Fatty Liver Disease
背景
非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)の非肝転帰に関する従前の研究は小規模・後向である。Virginia Commonwealth UniversityのSanyal ら(NASH CRN)は、同成人患者1,773名の前向追跡(中央値4年)により、全組織学的スペクトラム患者の死亡他転帰の発生率を詳細検討した。
結論
NAFLD患者の全死因死亡率は肝線維化ステージに応じて上昇した(ステージ F0〜F2:0.32 件、F3;0.89 件、F4 :1.76 件/100人年)。肝関連合併症発生率も同様であった(F0〜F2 対 F3 対 F4の静脈瘤出血:0.00 件 対 0.06 件等)。肝線維化ステージ F4 患者は、F0〜F2 患者と比較してT2D発生率・eGFR低下率が高かった。心イベント・非肝癌の発生率は、各肝線維化ステージで同程度であった。多変数調整後、非代償性肝硬変イベントの発生は、全死因死亡率の上昇と関連した(aHR: 6.8)。
評価
常識化されている印象を定量化するNIH後援大規模研究で、NAFLDF3/F4 と肝代償不全は全原因死亡率を上げる、ということを確定した。


