COVID-19治療への汎サルベコウイルスモノクローナル抗体sotrovimabの有用性を示す

Early Treatment for Covid-19 with SARS-CoV-2 Neutralizing Antibody Sotrovimab

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背景

Sotrovimabは、SARS-CoV-1感染者由来の汎サルベコウイルスモノクローナル抗体である。Fred Hutchinson Cancer Research CenterのShapiroら（COMET-ICE）は、軽〜中等症COVID-19患者に対する同薬の効果・安全性を検証するRCTを行った（n=583；対照：プラセボ)。一次有効性アウトカムは、無作為化後29日以内の全原因入院または死亡である。

結論

Sotrovimabの一次アウトカム効果を認めた（相対リスク減: 85%）。有害事象は実薬群の17%とプラセボ群の19%で報告され、重篤有害事象は実薬群が少なかった。

評価

すでに5月にFDAにEUAされているが、受容体結合部位を標的化していないというユニークな特性から、新規バリアント出現時の併用薬として使用可能性がある。