中等症〜重症喘息にIL-33モノクローナル抗体itepekimabが有望
Efficacy and Safety of Itepekimab in Patients with Moderate-to-Severe Asthma
背景
2型炎症による重症喘息の治療に多数の抗体薬が登場したが、決め手は得られていない。National Jewish HealthのWechslerらは、同患者(吸入ステロイド・LABA使用中)296名を対象として、新規IL-33モノクローナル抗体itepekimabの単剤使用・併用(dupilumab)の効果・安全性を検証する第2相試験を行った(対照:プラセボ)。一次エンドポイントは、喘息コントロール喪失イベントである。
結論
Itepekimabの一次エンドポイント効果を認めた(OR:[単剤]0.42;[併用] 0.52)。気管支拡張薬投与前のFEV1は単剤療法でのみ増加した。有害事象発生率に群間差はなかった。
評価
新規抗体薬itepekimabの効果を示しただけでなく、重症喘息におけるアラーミンIL-33径路の重要性も確定した結果である。IL-23抗体dupilumabとの直接比較でも優位であったが、併用で双方の効果が増幅されるのではないか、という仮説は否定された。抗体薬使用の難しさを再確認させる結果である。


