NIH-ModernaのSARS-CoV-2ワクチンmRNA-1273の動物実験結果を報告
Evaluation of the mRNA-1273 Vaccine against SARS-CoV-2 in Nonhuman Primates
背景
新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)感染症(COVID-19)ワクチンでは、特に新規mRNA型が注目されている。NIHのSederらは、スパイクタンパクをコードするmRNA-1273の効果・安全性に関するマカクレベル実験結果を報告している。評価項目は、抗体応答・T細胞応答・肺組織学である。
結論
mRNA-1273による中和抗体誘導とTh1CD4T細胞応答の誘導を確認した。Th2応答・CD8T細胞応答は顕著でなかった。どの用量群でも肺炎所見はなく、ウイルスゲノムも抗原も検出されなかった。有害事象は見られなかった。
評価
NIHとModernaによる期待の「USAワクチン」である。すでにP3は成功するとみられているが、2020年10月1日時点では、一般人への接種開始は2021年3月末と予測されている(https://edition.cnn.com/2020/10/01/health/moderna-coronavirus-vaccine-bancel-bn/index.html)。


