抗CD20白血病薬オファツムマブがMSでテリフルノミドと対決
Ofatumumab versus Teriflunomide in Multiple Sclerosis
背景
抗CD20抗体薬オファツムマブは、CD20陽性CLL等に使用されている。University of CaliforniaのHauserら(ASCLEPIOS I/II)は、同薬の再発性多発性硬化症(MS)患者に対する効果・安全性をテリフルノミドと比較する二重盲検ダブルダミー第3相試験を行った(n=946)。一次エンドポイントは年間再発率である。
結論
追跡期間中央値1.6年で、オファツムマブのテリフルノミドへの効果優位を認めた(試験Iで差−0.11、試験IIで差−0.15)。3・6 ヵ月時点での障害悪化軽減度、6ヵ月時点での障害改善度でも優位だった。重篤感染症は各2.5%・1.8%で発現した。
評価
T細胞の役割が注目されているMSだが、抗B細胞薬の転用が有効である可能性を示した。メーカー主導で初めから既存薬と対決した野心的な試験である。


