HIV-1治療に新しいART登場:FLAIR
Long-Acting Cabotegravir and Rilpivirine after Oral Induction for HIV-1 Infection
背景
ヒト免疫不全ウイルス1型(HIV-1)感染患者へのART療法に新しいバーションが登場した。英国Royal London HospitalのOrkinら(FLAIR)は、ART療法歴のない成人HIV-1感染患者566名を対象として、長時間作用性cabotegravirとrilpivirineの併用効果を検証する第3相試験を行った。ドルテグラビル・アバカビル・ラミブジンを連日経口投与する20週導入療法の16週間後、HIV-1 RNA量50コピー/mL未満の患者を、経口レジメン継続(対照)群と、cabotegravir+rilpivirineを1ヵ月間経口投与した後長時間作用型cabotegravir+rilpivirineの月1回注射に切り替える介入群に1:1で無作為に割り付けた。一次エンドポイントは、48週時点でHIV-1 RNA量が50コピー/mL以上であった参加者率である。
結論
介入の一次エンドポイント非劣性を認めた(2.1% vs. 2.5%)。介入群では86%で注射部位反応があり、4名は治療中止した。患者満足度は高かった。
評価
NEJMは同趣旨のATLAS試験の結果も併載している(https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa1904398)。ともに良好結果であり、ARTは更に「簡単」になった。


