米国初のCOVID-19(新型コロナウイルス感染症)を症例報告
First Case of 2019 Novel Coronavirus in the United States

カテゴリー
Top Journal
ジャーナル名
The New England Journal of Medicine
年月
March 2020
382
開始ページ
929

背景

米国初の2019-nCoV(COVID-19ウイルス:SARS-CoV2)感染患者(35歳男性)は、2020年1月19日に ワシントン州で救急受診した。Public Health LaboratoriesのHolshueらは、この症例報告を行っている。   

結論

患者は武漢市を訪問(華南海鮮市場には行かず、病人との接触無し)、帰国後発熱し、4日目に受診した。初診時は風邪症状のみで一旦帰宅したが、CDCがスワブにSARS-CoV2を検出、隔離入院した。入院後は下痢や軽度肺炎症状があったが、8日間で軽快した。7日目にはremdesivirが試用された。

評価

1月30日付でNEJM報告されており、最終的にはウイルス陰性化したものとみられる。この時点では米国はすでにハイ・アラート状態になっており、患者は自分で「怪しい」と考えて受診した。米国最初の死亡例はこの一月後同州King Countyで発生し、市中感染であった(https://www.kingcounty.gov/depts/health/news/2020/February/29-covid19.aspx)。

関連するメディカルオンライン文献

大規模臨床試験、新規の薬・機器・手法・因子・メカニズムの発見に関する文献を主に取り上げ、原文の要約と専属医師のコメントを掲載。

(制作協力:Silex 知の文献サービス

取り上げる主なジャーナル(Top Journal)

The New England Journal of Medicine(NEJM)、The Journal of the American Medical Association(JAMA)、Lancet、Nature、Nature Medicine、Science、Science Translational Medicine、Cell