AST/ALT比上昇のADオッズは8倍
Association of Altered Liver Enzymes With Alzheimer Disease Diagnosis, Cognition, Neuroimaging Measures, and Cerebrospinal Fluid Biomarkers
背景
アルツハイマー病(AD)患者で一般的な血液肝機能指標に異常がみられる、という注目すべき報告がなされた。Indiana Alzheimer Disease CenterのNhoらによるもので、AD患者を含む様々な認知機能段階にある患者を対象に、血清肝機能マーカー・CSFバイオマーカー・脳萎縮・脳グルコース代謝・アミロイドβ蓄積を比較検討したコホート研究である(n=1,581)。
結論
AST/ALT比上昇はAD診断(OR:7.932)、認知機能低下、CSF中amyloid-β 1-42低値、アミロイドβ沈着、CSF中リン酸化タウ高値と高総タウレベル、脳グルコース代謝減少と関連していた。
評価
一般的末梢マーカーである肝酵素値でADを診断しうることを示唆する初めての結果である。結果の追試・確認、関連メカニズムの解明等多様なフォローを誘発する高インパクトの発端研究である。


