スマホで小児中耳炎を診断
Detecting middle ear fluid using smartphones
背景
現在、急性中耳炎(AOM)における中耳貯留液の検出には高価な機器が必要である。University of WashingtonのChanらは、市販のスマートフォンを用いて、聴取可能な音信号を耳管内に送り、その反響信号を分析する機械学習アルゴリズムを開発し、生後18ヶ月〜17歳の患児(98耳)を対象として中耳貯留液の検出精度・診断的価値を検討した。
結論
本システム(AUC:0.898)は、既存の測定技術(acoustic reflectometry)と同等以上に中耳貯留液を検出し(AUC:0.776)、感度84.60%・特異度81.94%であった。また、患児の25耳を用いた別研究において、親は適切に操作でき、同様な結果が得られた。
評価
著者らが「ワイングラスをたたいて音を聞くのと同じ」とする簡易「聴診」法で、おそらく安価であり、途上国だけでなく一般のプライマリケアも変えうる。


