原発閉塞隅角症への予防的レーザー治療は有効だが非推奨
Laser peripheral iridotomy for the prevention of angle closure: a single-centre, randomised controlled trial
背景
レーザー周辺虹彩切開術(LPI)は原発閉塞隅角緑内障の確立した治療法だが、予防的効果はあるのか。中国Sun Yat-Sen UniversityのHeら(ZAP)は、同疾患疑い患者889名を対象として一側眼球のみにレーザー周辺虹彩切開術を施行し、対側眼球を無治療とする比較試験を行った。一次アウトカムは、ITT解析における72ヶ月のフォローアップ期間中の原発閉塞隅角症発症(眼内圧上昇・虹彩前癒着・急性閉塞隅角症)である。
結論
LPIの一次エンドポイント有効性を認めた(HR:0.53)。ペアワイズ解析においても有意差を認めた(19件 vs. 36件)。重篤有害事象は認められなかった。
評価
LPIの予防効果を初めて報告した論文だが、著者らの結論は、即時的インパクトが少なく現時点での大規模実行は推奨されない、というものである。再解析による最有益集団同定の可能性を残し、良識的な判断である。


