パーキンソン病患者へのL-dopa開始はいつがいいのか
Randomized Delayed-Start Trial of Levodopa in Parkinson’s Disease

カテゴリー
Top Journal
ジャーナル名
The New England Journal of Medicine
年月
January 2019
380
開始ページ
315

背景

L-dopaの初期パーキンソン病患者への使用には諸説がある。オランダAmsterdam NeuroscienceのVerschuurら(LEAP)は、早期パーキンソン病患者445名を対象として、即時投与(80週間L-dopa・カルビドパ併用を継続)と遅延投与(40週プラセボ投与後に40週間二剤併用)の効果を比較するDBRCTを行った。一次アウトカムはUPDRSスコア変化の群間差である。

結論

早期開始群と遅延開始群間に一次アウトカム差は見られなかった。

評価

一時期同薬はすぐには使わない方がよいという見方があったが、後には早めに使う方が「疾患修飾効果」がある、という見解も現れた。「少し待つ」ことの意味の決定を試みた試験だが、L-dopaには「疾患修飾効果はあまりない」という結論をもたらした。問題提起的研究である。

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(制作協力:Silex 知の文献サービス

取り上げる主なジャーナル(Top Journal)

The New England Journal of Medicine(NEJM)、The Journal of the American Medical Association(JAMA)、Lancet、Nature、Nature Medicine、Science、Science Translational Medicine、Cell