医療用カンナビノイドnabiximolsのALS応用は有望
Safety and efficacy of nabiximols on spasticity symptoms in patients with motor neuron disease (CANALS): a multicentre, double-blind, randomised, placebo-controlled, phase 2 trial
背景
カンナビノイドの医療応用が試みられている。イタリアSan Raffaele UniversityのRivaら(CANALS)は、ALS患者59名を対象として、nabiximolsの痙性発現低減効果を検証する第II相試験を行った(対照:placebo)。一次エンドポイントは痙縮評価指標MASのスコア変化である。
結論
Nabiximolsの一次エンドポイント効果を認めた(MAS 0.11改善;placeboでは0.16悪化)。忍容性はよく、重篤有害事象は見られなかった。
評価
すでにMS患者に同目的で承認・使用されてきている。有望な一応用の可能性を示した。