イギリス癌患者の自殺の標準化死亡比は1.20
Risk of Suicide After Cancer Diagnosis in England

カテゴリー
その他
ジャーナル名
JAMA Psychiatry
年月
January 2019
76
開始ページ
51

背景

癌診断患者の自殺リスクは。英国厚生省(Public Health England)のHensonらは、1995〜2015年の同国がん診断者4,722,099名の2017年までの追跡データを解析した。

結論

癌患者の死亡原因としての自殺は全死因の0.08%であった。自殺の標準化死亡比(SMR)と年間10000人あたり過剰絶対リスク(AER)は、各1.20・0.19であった。自殺リスクは中皮腫患者で最高であり、膵癌・食道癌・肺癌・胃癌と続く。自殺リスクが最も高いのは、癌診断後最初の6ヶ月であった(SMR:2.74)。

評価

癌患者の自殺は重要な問題で様々な研究があるが、470万人という調査対象の全国性は最大規模のものである。アメリカSEERの360万人データに基づく研究は、自殺率は一般人口の2倍、最高は肺がんで、高齢単身男性が高い、としている(https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/30174721)。

関連するメディカルオンライン文献

大規模臨床試験、新規の薬・機器・手法・因子・メカニズムの発見に関する文献を主に取り上げ、原文の要約と専属医師のコメントを掲載。

(制作協力:Silex 知の文献サービス

取り上げる主なジャーナル(その他)

The New England Journal of Medicine (NEJM)、Lancet、Journal of the American Medical Association (JAMA)、British Medical Journal (BMJ)、Annals of Internal Medicine (Ann Intern Med)