イギリス癌患者の自殺の標準化死亡比は1.20
Risk of Suicide After Cancer Diagnosis in England
背景
癌診断患者の自殺リスクは。英国厚生省(Public Health England)のHensonらは、1995〜2015年の同国がん診断者4,722,099名の2017年までの追跡データを解析した。
結論
癌患者の死亡原因としての自殺は全死因の0.08%であった。自殺の標準化死亡比(SMR)と年間10000人あたり過剰絶対リスク(AER)は、各1.20・0.19であった。自殺リスクは中皮腫患者で最高であり、膵癌・食道癌・肺癌・胃癌と続く。自殺リスクが最も高いのは、癌診断後最初の6ヶ月であった(SMR:2.74)。
評価
癌患者の自殺は重要な問題で様々な研究があるが、470万人という調査対象の全国性は最大規模のものである。アメリカSEERの360万人データに基づく研究は、自殺率は一般人口の2倍、最高は肺がんで、高齢単身男性が高い、としている(https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/30174721)。


