透析患者への活性化ビタミンD投与に心血管イベント抑制効果はない
Effect of Oral Alfacalcidol on Clinical Outcomes in Patients Without Secondary Hyperparathyroidism Receiving Maintenance Hemodialysis: The J-DAVID Randomized Clinical Trial
背景
血液透析中の患者に活性化ビタミンDを用いると心血管疾患発症リスクは減少するか?日本Osaka City UniversityのShojiら(J-DAVID)は、血液透析中で血中副甲状腺ホルモンが180 pg/mL以下の患者を対象としてこれを検証するRCTを行なった(n=976)。一次アウトカムは致死性・非致死性の心血管イベント発生の複合アウトカム、2次アウトカムは全死亡である。
結論
活性化ビタミンD投与には、一次アウトカム・二次アウトカム効果ともになかった。
評価
ビタミンD受容体作動薬(VDRAs)や活性化ビタミンD投与が心血管イベントを抑制するという報告が存在しており、大規模RCTで後の効果を否定した。著者らはこの結果が欧米人や二次性副甲状腺機能亢進症患者で異なる可能性を留保している。


