硬膜外電気刺激法が脊髄損傷治療のスタンダードに?
Neuromodulation of lumbosacral spinal networks enables independent stepping after complete paraplegia
背景
脊髄損傷患者への脊髄の硬膜外電気刺激法(EES)の有効性を示す報告が続いている。Mayo ClinicのLeeらは、下肢完全麻痺でEESを行った患者に対する多モードリハビリ(MMR)訓練の結果報告を行っている。
結論
43週のMMRの結果、患者はトレーナーや体重支持デバイスのアシストなしでトレッドミルで2足歩行ができるようになった。
評価
NEJM報告と同様(https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa1803588)、辛抱強いリハビリで車椅子不要の生活も望めることを示した。脊髄損傷治療のスタンダードとなりえるかどうかが注目される。