3価経口ポリオワクチン中止後の2型ポリオウイルスの存在状況を報告
Type 2 Poliovirus Detection after Global Withdrawal of Trivalent Oral Vaccine
背景
血清型2型経口ポリオウイルスワクチン(OPV2)は2016年に世界的に中止されたが、その後のウイルス存在状況は。英Imperial College LondonのBlakeらは、2013/1/1〜2018/7/11の世界118ヶ国の急性弛緩性麻痺小児495,035名の便検体と伝播高リスク4ヶ国8,528名の下水検体における、Sabin 2ウイルスと血清型2型ワクチン由来ポリオウイルス(VDPV2)の検出検査結果を報告している。
結論
便検体のSabin 2検出率はOPV2中止時点での3.9%から中止後2ヶ月での0.2%に低下し、下水検体中検出率も71.0%から13.0%に低下した。しかし、VDPV2集団感染でOPV2が使用されたことにより、中止後12ヶ月でもSabin 2ポリオウイルスは下水検体で8.0%検出された。OPV2中止後の集団感染は9件であり、そのリスクは定期予防接種率低率と免疫保有率低率と関連していた(10%低率のOR:各1.64・2.60)。
評価
昨年時点でポリオは変異ワクチン起源が野生型を上回った、とされる(https://www.npr.org/sections/goatsandsoda/2017/06/28/534403083/mutant-strains-of-polio-vaccine-now-cause-more-paralysis-than-wild-polio)。


