成人の潜在性結核感染者には4ヶ月間のリファンピンでよい
Four Months of Rifampin or Nine Months of Isoniazid for Latent Tuberculosis in Adults

カテゴリー
Top Journal
ジャーナル名
The New England Journal of Medicine
年月
August 2018
379
開始ページ
440

背景

現在、潜在性結核感染への標準レジメンはイソニアジド(INH)9ヶ月である。McGill UniversityのMenziesらは、同成人患者に対する4ヶ月のリファンピン投与の標準レジメンに対する非劣性を検証するRCTを行った(n=6,895)。一次アウトカムは、無作為化後28ヶ月以内の活動性結核発症である。

結論

リファンピンの一次アウトカム非劣性を認めた(優越性なし)。アドヒアランス・安全性はフィファンピンが上回った(治療完了率差:15.1%)。

評価

治療スタンダードを変え、特に途上国での莫大な数の患者への実践措置に影響する重要な結果である。

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(制作協力:Silex 知の文献サービス

取り上げる主なジャーナル(Top Journal)

The New England Journal of Medicine(NEJM)、The Journal of the American Medical Association(JAMA)、Lancet、Nature、Nature Medicine、Science、Science Translational Medicine、Cell