うつ病のメチル化シグナチュアを同定
DNA Methylation Signatures of Depressive Symptoms in Middle-aged and Elderly Persons: Meta-analysis of Multiethnic Epigenome-wide Studies
背景
様々な精神神経疾患に特有のDNAメチル化シグナチュアのあることが示唆されている。オランダErasmus MC-UniversityのTiemeierらは、うつ症状とDNAメチル化率の関連を検討する多民族エピゲノムワイド関連解析(EWAS)メタ解析を行った(n=11,256)。
結論
EWASにおいて3つのCpGサイトのメチル化がうつ症状と有意に関連していた(cg04987734・cg12325605・遺伝子間CpGサイト cg14023999)。大脳基底核におけるCDC42BPB遺伝子、線維芽細胞におけるARHGEF3の発現は、大うつ病と関連していた。
評価
著者らは、これらの変化がすべてうつ病と軸索誘導障害との関連を支持する、としている。うつ病のエピジェネティクスの研究は多いが(https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25716985)、具体的な同定により新局面を開いた。


