早期妊娠喪失にmifepriston使用を
Mifepristone Pretreatment for the Medical Management of Early Pregnancy Loss
背景
早期妊娠喪失の薬物管理の最適手法は。University of PennsylvaniaのSchreiberら(PreFaiR)は、ミソプロストールによる現行標準手法へのmifepristonによる前治療追加の効果を検証するRCTを行った(n=300)。患者は枯死卵・胚/胎児死亡確認女性で、一次アウトカムはミソプロストール投与後初回追跡受診までに胎嚢が排出され、治療後30日以内に追加介入がないことである。
結論
Mifepristonによる前治療の有用性を認めた(相対リスク 1.25)。同前処置は子宮内容吸引術施行頻度も低減したが(0.37)、輸血・骨盤内感染症には有意差がなかった。
評価
同薬は日本では使えないが、FDAでも規制が厳しい。ガイドライン化されれば状況が変わるとみられる。