ギラン・バレー症候群にエクリズマブを試みる
Safety and efficacy of eculizumab in Guillain-Barre syndrome: a multicentre, double-blind, randomised phase 2 trial

カテゴリー
その他
ジャーナル名
The Lancet Neurology
年月
June 2018
17
開始ページ
519

背景

ギラン・バレー症候群(GBS)患者に対し血漿浄化療法や免疫グロブリン療法などが行われるが、改善しない例も多い。日本Chiba UniversityのKuwabaraら(JET-GBS)は、重症GBS患者を対象として、抗C5抗体薬エクリズマブの有効性・安全性を検証する第II相DBRCTを行った(免疫グロブリン+エクリズマブ群:n=23、免疫グロブリン+プラセボ群:n=11)。一次アウトカムは、4週目で自力歩行(グレード≦2)が可能となるまで改善した患者の割合である。

結論

一次アウトカムに差が認められた(61% vs. 45%)が、この差は前指定基準では有意でなかった。 参加者34名全員に有害事象がみられ、3名では重篤であった。

評価

AMEDは、「第II相試験では有効性・安全性は示せなかったが、世界中の専門家が大きな期待を寄せている」としている(https://www.amed.go.jp/news/release_20180423-02.html)。大規模第III相試験が行われる可能性がある。

関連するメディカルオンライン文献

大規模臨床試験、新規の薬・機器・手法・因子・メカニズムの発見に関する文献を主に取り上げ、原文の要約と専属医師のコメントを掲載。

(制作協力:Silex 知の文献サービス

取り上げる主なジャーナル(その他)

The New England Journal of Medicine (NEJM)、Lancet、Journal of the American Medical Association (JAMA)、British Medical Journal (BMJ)、Annals of Internal Medicine (Ann Intern Med)