献血のジカウイルス感染スクリーニング:効果と費用
Investigational Testing for Zika Virus among U.S. Blood Donors
背景
FDAは2016年に献血血液のジカウイルス(ZIKV)核酸スクリーニング検査実施を勧告した。The American Red CrossのSaaらは、4,325,889の献血検体のスクリーニング検査結果を報告している。
結論
9%の陰性初期検体の後陽性検体が出現し、3,932,176検体中9検体で陽性が最終確認された(陽性適中率:5.6%、特異度:99.997%)。陽性例中の2名はフロリダ州での国内感染、6名は渡航による感染と推測された。1名は試験的ZIKVワクチンの接種を受けていた。赤血球中ZIKV RNAレベルは40-800,000コピー/mLで献血後154日まで検出され、一方、血漿ZIKV RNA量は12-20,000コピー/mLで80日まで検出された。
評価
ZIKV感染8例検出に要する費用はZIKV RNA 1検体につき$5.3Mだったという結論で、費用効果に基づく政策決定が問題となる。CDCは勧告撤回を未だ表明しておらず、NEJM Editorialは一旦始めたスクリーニングを止めることは難しい、としている。


