現役軍人のPTSDには短期集中型治療?
Effect of Prolonged Exposure Therapy Delivered Over 2 Weeks vs 8 Weeks vs Present-Centered Therapy on PTSD Symptom Severity in Military Personnel: A Randomized Clinical Trial
背景
現役軍人の心的外傷後ストレス障害(PTSD)に対する有効かつ効率的な治療法が必要である。University of PennsylvaniaのFoaらは、PTSDの現役軍人患者を対象に、短期集中の持続エクスポージャー法(massed therapy)、間隔を開けた持続エクスポージャー法(spaced therapy)、現在中心療法(PCT)、セラピストとの電話(MCC)の効果を比較検証するRCTを行った(n=370)。一次アウトカムはPTSD症状評価尺度(PSS-I)であり、治療前後および治療2週間後、12週間後、6ヶ月後に評価した。
結論
Massed therapyは、治療2週間後のPTSD症状をMCCより有意に改善し(低下差3.70)、spaced therapyには非劣性であったが、spaced therapyとPCTの間には有意差はなかった。
評価
現役軍人は早期復帰が要請されているため、治療に時間的制約がかかる。Massed therapyは、民間人PTSDでのRCTで有効とされたため初めて行われた研究である。検証仮説は支持され、実行が担保されるが、著者らは効果規模はモデスト、としている。


