腰痛へのオステオパシー治療をシャム対照RCTにかける
Effect of Osteopathic Manipulative Treatment vs Sham Treatment on Activity Limitations in Patients With Nonspecific Subacute and Chronic Low Back Pain: A Randomized Clinical Trial

カテゴリー
整形外科・理学療法
ジャーナル名
JAMA Internal Medicine
年月
March 2021
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開始ページ
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背景

非特異的腰痛(LBP)にオステオパシー治療(OMT)は有効か。フランスUniversite de ParisのNguyenらは、同患者400名を対象としてこれを検証するシャム対照群間並行SBRCTを行なった。患者を1:1比でOMT群とシャム治療群に割り付け、各群に2週に1回治療を合計6回行なった。一次エンドポイント・指標は、3ヶ月でのQuebec Back Pain Disability Indexスコアの変化である。

結論

いくつかの時点で両群間に一次アウトカム有意差を認めたが、差は臨床的に有意義と認められなかった。両群に有害事象が発生したが、手技との関連は認められなかった。

評価

OMTをシャムと比較する初めての大規模RCTである。Quebec Back Pain Disability Index(QBPDI)の最小臨床的有意スコアは20点とされており、このレベルに達した患者はOMTでは10.4%、シャム治療では7.6%であった。対照群を別設定すべき(無治療・理学療法・鍼灸・NSAIDs等)という意見もあるが、シャム対照はゴールドスタンダードであろう。

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(制作協力:Silex 知の文献サービス

取り上げる主なジャーナル(整形外科・理学療法)

Physical Therapy