腰痛・関節症痛への抗うつ薬の使用は低エビデンス:メタアナリシス
Efficacy and safety of antidepressants for the treatment of back pain and osteoarthritis: systematic review and meta-analysis

カテゴリー
整形外科・理学療法
ジャーナル名
BMJ
年月
January 2021
372
開始ページ
m4825

背景

腰痛・変形性関節症患者に抗うつ薬を処方することに意味はあるか。オーストラリアUniversity of SydneyのFerreiraらは、抗うつ薬とプラセボを比較した33 RCT(n=5,318)を対象とするシステマティックレビュー・メタ解析を行なった。一次アウトカムは疼痛と障害度の改善である。

結論

SNRIsの一次アウトカム効果は腰痛では小さく臨床的有意性を示さなかった(中等度エビデンス)が、関節症に関しては臨床的有意性は除外はできなかった。また三環系抗うつ薬とSNRIsの坐骨神経痛有効可能性のエビデンスは低〜最低であった。有害イベントリスクはSNRIsのみと関連した。

評価

先行レビュー(https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/28192790/)をアップデートした、よいエビデンスは少ないという結果である。各国で推奨・規制が違っており、著者らは「large, definitive trials free of industry ties」の必要性を訴えている。

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(制作協力:Silex 知の文献サービス

取り上げる主なジャーナル(整形外科・理学療法)

Physical Therapy