手根管症候群治療は理学療法で十分?
Manual Therapy Versus Surgery for Carpal Tunnel Syndrome: 4-Year Follow-Up From a Randomized Controlled Trial

カテゴリー
整形外科・理学療法
ジャーナル名
Physical Therapy
年月
November 2020
100
開始ページ
1987

背景

手根管症候群(CTS)には手術と理学療法のどちらがよいか。スペインUniversidad Rey Juan CarlosのFernandez-de-las-Penasらは、女性CTS患者120名を対象として行われたRCTの4年フォローアップ結果を発表している。患者は手術療法群と3セッションの理学療法+自宅運動群に割り付けた。一次アウトカムは、1年・4年での疼痛強度の変化である。

結論

一次アウトカムおよび他アウトカムとも群間有意差はなかった。

評価

女性患者に限ったものの、この問題への初のRCTである。コスト的には保存療法が選好されるべきで、手術を選択するためには別の理由が必要となった。

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取り上げる主なジャーナル(整形外科・理学療法)

Physical Therapy