下肢蜂窩織炎再発予防に簡便・非侵襲コンプレッション手法
Compression Therapy to Prevent Recurrent Cellulitis of the Leg

カテゴリー
整形外科・理学療法
ジャーナル名
The New England Journal of Medicine
年月
August 2020
383
開始ページ
630

背景

特に肥満者等では下肢蜂窩織炎は再発を繰り返しやすい。オーストラリアCalvary Public Hospital BruceのWebbらは、再発性蜂窩織炎発生患者84名を対象として、コンプレッション療法の有効性・安全性を検証する単一施設非盲化RCTを行なった。患者を下肢へのコンプレッション療法+蜂窩織炎予防教育介入群と教育のみのコントロール群に割り付けた。一次アウトカムは蜂窩織炎の再発である。

結論

介入の一次アウトカム効果を認めた(HR:0.23)。入院率も介入群が低かった(HR:0.38)。QOLアウトカムに群間差は無く、有害事象発生は無かった。

評価

コクランレビューが、再発例では抗菌薬は有効でなくなる、としていた問題で(https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/28631307/)、新しい簡便・非侵襲手法を提示した。NEJMがこのような少数例での非盲化RCTを受理する例は少なく、意外な簡便手法として高評価となったようである。世界で追試されることになる。

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(制作協力:Silex 知の文献サービス

取り上げる主なジャーナル(整形外科・理学療法)

Physical Therapy