中高齢男性にも専門家指導でタフな筋トレ
Effects of supervised high-intensity resistance and impact training or machine-based isometric training on regional bone geometry and strength in middle-aged and older men with low bone mass: The LIFTMOR-M semi-randomised controlled trial
背景
筋力トレーニングは中高齢男性の骨量や骨密度改善と関連するか。オーストラリアGriffith UniversityのBeckら(LIFTMOR-M)は、45歳以上の腰椎・大腿骨周辺の低骨密度(BMD)男性93名を対象として、これを検証するsemi-RCTを行なった。患者は、8ヶ月週2回専門家指導下でのhigh-intensity progressive resistance and impact training(HiRIT:高強度レジスタンス・インパクトトレーニング)群、machine-based isometric axial compression(IAC:マシンを用いたアイソメトリック軸圧運動)群、コントロール群(CON)に割り付けられた。評価アウトカムは、各部位の骨密度増加と介入の安全性である。
結論
介入へのコンプライアンスは同等だった。HiRITはCON(5.6% vs. −0.1%)・IAC(5.6% vs. 0.7%)と比べ、大腿骨頚部の皮質骨幅を改善した。また脛骨遠位部の海綿骨はCONでは低下が見られたが、HiRIT群では維持された。IAC群では骨量・BMDの改善は見られなかった。
評価
女性を対象として有効性を示したLIFTMOR(https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/28975661/)の男性版である。高齢者にもタフな筋トレを課すもので、先行レビューでは骨密度強化への効果は低いとの見方が強かったが、運動の種類で調整できる可能性を示した。


