肥満高齢者の骨密度低下予防に筋トレとウォーキング
Effect of Aerobic or Resistance Exercise, or Both, on Bone Mineral Density and Bone Metabolism in Obese Older Adults While Dieting: A Randomized Controlled Trial
背景
高齢肥満患者への減量介入は骨密度(BMD)低下をまねき、骨折リスクを増すが、レジスタンストレーニング・有酸素運動でBMD低下を防げるか。Baylor College of MedicineのVillarealらは、これを検証するRCTを行った(n=141)。患者を、食事制限+有酸素運動群、食事制限+レジスタンス運動群、食事制限+両運動群、無運動/無食事制限のコントロール群の4群に割り付けた。運動は1時間を週3回、食事介入は1日500〜750 kcalで専門家の指導下で6ヵ月間行った。一次アウトカムは、BMDと骨代謝マーカー変化である。
結論
介入後、有酸素運動群(−0.027 g/cm2)と比べ、レジスタンス運動群(−0.006 g/cm2)と両運動群(−0.012 g/cm2)はBMD低下が少なかった。一方、骨代謝マーカーC-telopeptide・procollagen type 1 N-propeptide・osteocalcinは、レジスタンス運動群(7%・2%・0%)・両運動群(11%・2%・5%)より有酸素運動群(33%・16%・16%)で値が上昇した。
評価
「両運動を週2回ほどすれば良い」という推奨となる。著者らは、追跡期間6ヵ月は、どの運動が転倒や骨折予防に有効かをみるには短いとしている。


