頭頚部脊損患者への神経移植手術は有力?
Expanding traditional tendon-based techniques with nerve transfers for the restoration of upper limb function in tetraplegia: a prospective case series

カテゴリー
整形外科・理学療法
ジャーナル名
The Lancet
年月
August 2019
394
開始ページ
565

背景

頸椎部脊髄損傷後の上肢の機能不全は、神経移植手術によって改善するか。Austin HealthのZylらは、片側もしくは両上肢に1ヶ所以上の神経移植を行なった頸椎部脊髄損傷患者16名を対象として、神経移植手術の効果を検討する前向ケースシリーズ研究を行なった。一次アウトカムは、12・24ヶ月でのARAT・GRT・SCIMによる上肢機能評価である。

結論

神経移植手術の一次アウトカム効果を認めた。ベースラインから24ヶ月でARAT:16.5 vs. 34.0、GRT:35.0 vs. 125.2であり、SCIM総スコア平均も改善し、セルフケアSCIMも善した。手術に関係する有害事象発生は6件あった。

評価

幹細胞治療・ESC-iPSC細胞移植治療が注目されるなか、RCTではないものの、より伝統的な手法が十分に追究可能であることを示した。有害事象は相当多い印象がある。

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(制作協力:Silex 知の文献サービス

取り上げる主なジャーナル(整形外科・理学療法)

Physical Therapy