慢性外傷性脳症の元アメフト選手の脳内にタウ
Tau Positron-Emission Tomography in Former National Football League Players
背景
慢性外傷性脳症(CTE)と脳内タウ蛋白・アミロイドβ沈着との関連が注目されている。Boston UniversityのSternらは、認知・精神神経症状を有する元NFLアメリカンフットボール選手(n=26)の脳内タウ蛋白、アミロイドβ沈着を各flortaucipir/lorbetapir PETで測定し、対照健常者と比較した。
結論
NFL元選手は、脳内3領域(両側上前頭・両側中側頭・左頭頂)でflortaucipir SUVR平均値が高かった。また、これら3領域のSUVRと選手歴年数の相関係数は各0.58・0.45・0.50だった。タウ沈着度と認知・精神神経検査スコアに関連はなかった。高レベルのアミロイドβ沈着がみられたのは元選手で一人だけだった。
評価
生存患者でCTEとタウの関連を実測した初めての研究である。重要な仮説を生成したもので、長期大規模研究DIAGNOSE CTEプロジェクトが予定されている。


