Duchenne型筋ジストロフィーへのステロイド:deflazacortで骨折リスクが18.6倍に
Fractures and Linear Growth in a Nationwide Cohort of Boys With Duchenne Muscular Dystrophy With and Without Glucocorticoid Treatment: Results From the UK NorthStar Database
背景
ステロイド投薬中のDuchenne型筋ジストロフィー(DMD)患者の骨折発生率は。スコットランドRoyal Hospital for ChildrenのJosephらは、2006〜2015年UK NorthStar登録DMD男児832名を対象として、骨折発生率(一次アウトカム)、およびグルココルチコイド(GC)投薬と骨折発生の関連を検討する後向コホート研究を行なった。
結論
ベースラインでの初回骨折発生は1.2%、追跡期間中央値4年で27.7%に骨折発生報告があり、骨折発生率は682/10000人年であった。最高骨折発生率はdeflazacort/日の投薬を受けている患者(1367/10000人年)で、諸因子調整後でも初回骨折リスクが18.6倍増していた。
評価
DeflazacortはFDAがDMDに対し初めて承認したGCだが、日本からも同様の現象が報告されている(https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/30473133)。著者らは同薬がGC中でも特異であるとみており、再評価が必要である。


