膝OAへのNSAIDsの薬効持続性と有害事象:系統レビューとメタ解析
Duration of Symptom Relief and Early Trajectory of Adverse Events for Oral NSAIDs in Knee Osteoarthritis: A Systematic Review and Meta-analysis
背景
変形性膝関節症(膝OA)への非ステロイド性消炎鎮痛薬(NSAIDs)の有効性に関する研究は多いが、発生有害事象(AE)や薬効のタイムラインにはフォーカスされていない。Tufts Medical CenterのBannuruらは、同患者へのNSAIDsの有効性・安全性を検証した71 RCT(n=26,424)を対象としてこの問題に関する系統レビュー・メタ解析を行なった。
結論
膝OAへのNSAIDs使用は2週間をピークとして有意な疼痛有効性を有したが、それ以降は低下した(SMDは、2週:−0.43、8週:−0.36、26週:−0.21)。また、機能改善は2〜26週持続した。胃腸関連AEはプラセボよりNSAIDsで発生が多く、心血管関連AEはプラセボと差はなかった。
評価
米ではオピオイド使用抑制の圧力が強まり、NSAIDsの処方が増加している。メタ解析によりPPIの併用や少量・短期処方の推奨を裏付けた。有害事象は高齢層で多かったという。


