手根管症候群のファーストチョイスはステロイド注射
The clinical and cost-effectiveness of corticosteroid injection versus night splints for carpal tunnel syndrome (INSTINCTS trial): an open-label, parallel group, randomised controlled trial
背景
手根管症候群にはナイトスプリント装具とコルチコステロイド注射というオプションがあるが、いずれかを決定的に支持するエビデンスはない。英Keele UniversityのRoddyらは、初発の軽度・中等度手根管症候成人患者234名を対象として、これを検証するpragmatic RCTを行った。患者はmethylprednisolone acetate単一注射(20mg)か6週間の夜間のスプリント装着群に割り付けた。一次アウトカムは、6週後のBoston Carpal Tunnel Questionnaire(BCTQ)スコアである。
結論
コルチコステロイド注射のナイトスプリントに対する一次アウトカム優位が示され(調整平均差−0.32)、改善は6ヶ月後も維持された。有害事象の報告はなかった。
評価
これまで最大のRCTでステロイドの有効性を示した。用量に関し諸説があったが低用量で十分であることも示し、更に費用効果の優位までも確かめている。


