運動に不慣れな人たちもHIIT・SITを
Psychological and behavioral responses to interval and continuous exercise

カテゴリー
整形外科・理学療法
ジャーナル名
Medicine & Science in Sports & Exercise
年月
May 2018
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開始ページ
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背景

高強度インターバルトレーニング(HIIT)は短時間で高い効果を得られるが、運動に不慣れな人達にとってはハードルが高い。カナダUniversity of British ColumbiaのStorkらは、HIIT未体験の非活動的青年男女30名に中等強度の標準トレーニング(MICT)・HIIT・スプリントインターバルトレーニング(SIT)を別の日にランダム順に行なってもらい、実行可能性を比較した。

結論

MICTとHIIT/SITの楽しさや選好には差がなく、運動中の感情は運動後の運動に対する楽しさを予測でき、両感情ともHIIT・SIT選好を予測したが、MICTに関してはそうでなかった。HIIT/SITは不活動的な青年男女に十分適用できる。

評価

同著者による同テーマでのレビューを裏付ける結果である(https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/28460601)。また著者らによると、研究後に被験者の79%が自分でHIITをするようになった、という。忙しくて運動ができない、運動に不慣れな人達にとっては適したスタイルかもしれない。

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取り上げる主なジャーナル(整形外科・理学療法)

Physical Therapy