運動に不慣れな人たちもHIIT・SITを
Psychological and behavioral responses to interval and continuous exercise
背景
高強度インターバルトレーニング(HIIT)は短時間で高い効果を得られるが、運動に不慣れな人達にとってはハードルが高い。カナダUniversity of British ColumbiaのStorkらは、HIIT未体験の非活動的青年男女30名に中等強度の標準トレーニング(MICT)・HIIT・スプリントインターバルトレーニング(SIT)を別の日にランダム順に行なってもらい、実行可能性を比較した。
結論
MICTとHIIT/SITの楽しさや選好には差がなく、運動中の感情は運動後の運動に対する楽しさを予測でき、両感情ともHIIT・SIT選好を予測したが、MICTに関してはそうでなかった。HIIT/SITは不活動的な青年男女に十分適用できる。
評価
同著者による同テーマでのレビューを裏付ける結果である(https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/28460601)。また著者らによると、研究後に被験者の79%が自分でHIITをするようになった、という。忙しくて運動ができない、運動に不慣れな人達にとっては適したスタイルかもしれない。


