脳卒中後の漸増抵抗運動の効果をレビュー
Progressive resistance training increases strength after stroke but this may not carry over to activity: a systematic review

カテゴリー
整形外科・理学療法
ジャーナル名
Journal of Physiotherapy
年月
April 2018
64
開始ページ
84

背景

漸増抵抗運動(PRE: progressive resistance training)は脳卒中後の筋力や活動能を改善するか。オーストラリアAustralian Catholic UniversityのDorschらは、この問題を検討した11研究(n=370)を対象とする系統レビュー・メタ解析を行った。一次アウトカムは筋力である。

結論

研究の質が中等度の6研究の統合により、PREの一次アウトカム(筋力)効果を確認した(効果サイズ0.98)。活動能に対してはより小サイズの効果を認めた(同0.42)。

評価

PREは標準的な運動法で、脳卒中リハビリにも応用されている。本格検証は少ないもののレビューは3件目で、筋力には有効だが活動能にはそれほどの効果がない、という見方を裏書きした。早期導入の効果や上肢筋力への効果など、不明点が多いという。

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取り上げる主なジャーナル(整形外科・理学療法)

Physical Therapy