うつ患者への運動介入の中止でうつが増悪?
Does ceasing exercise induce depressive symptoms? A systematic review of experimental trials including immunological and neurogenic markers
背景
うつ(DS)・大うつ障害(MDD)患者への運動介入が有益とされているが、運動中止(EC)の影響は。オーストラリアUniversity of AdelaideのBauneらは、6研究(n=152)を対象とするシステマティックレビュー・メタ解析を行った。
結論
ベースラインと比較して、ECは3日後・1週間後・2週間後にDSを増悪させた。女性は男性と比べ有意にDSが多かった。EC後に血中の脳由来神経栄養因子(BDNF)・TNFレベルに変化はなかったが、1週間後にCRPが、また2週間後にIL6値が低下していた。MDDに対するECの効果は研究がなかった。
評価
現行のガイドラインはDS予防には最低週150分の中等度運動を推奨しているが、ECがDSに与える影響に関する数少ない研究を初めて系統的にレビューした。運動療法を突然中止すると、うつ患者のメンタルに悪影響を与えうる。


