妊娠中の抗うつ薬使用で、児の数学の成績が悪くなる?
Association of Maternal Antidepressant Prescription During Pregnancy With Standardized Test Scores of Danish School-aged Children

カテゴリー
看護・母子医学
ジャーナル名
Journal of the American Medical Association
年月
November 2021
326
開始ページ
1725

背景

妊娠中の抗うつ薬使用は児の神経発達に悪影響を与えるか。 デンマークAarhus UniversityのChristensenらは、同国の公立小・中学校通う7〜17歳を対象に、妊娠中の母親の抗うつ薬処方と児の言語・数学テストスコアの関連を評価する後向コホート研究を行った。対象児575,369名のうち、10,198名(1.8%)の母親が妊娠中に抗うつ薬のを使用していた。 一次アウトカムは、抗うつ薬処方の有無による言語・数学テストスコアの差である。

結論

母親の妊娠中の抗うつ薬使用は、数学テストの成績低下と有意に関連した(抗うつ薬曝露群52.1 vs. 非曝露群57.4;調整後差:-2.2)が、言語テストでは関連しなかった。 この関連は、兄弟対照分析でも確認された。

評価

一部メディア取り上げられているが、テストスコアの絶対差は小さく、臨床的重要性は不確かで、追試が必要である。また、妊娠中の母親のうつ病治療のメリットとの比較検討も要求される。

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(制作協力:Silex 知の文献サービス

取り上げる主なジャーナル(看護・母子医学)

Oncology Nursing Forum, International Journal of Nursing Studies