Pfizer-BioNTechCOVID-19 ワクチンの妊婦有効性を確認
Association Between BNT162b2 Vaccination and Incidence of SARS-CoV-2 Infection in Pregnant Women

カテゴリー
看護・母子医学
ジャーナル名
Journal of the American Medical Association
年月
July 2021
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開始ページ
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背景

妊婦へのmRNA COVID-19ワクチン(Pfizer-BioNTech)接種の効果は。イスラエルMaccabi Healthcare ServicesのGoldshteinらは、ワクチン接種者と非接種者(各7,530名)をマッチさせる後向コホート研究を行った。一次アウトカムは、ワクチン第一回接種28日目以後におけるPCR確認SARS-CoV-2感染である。

結論

追跡期間28~70日におけるワクチン接種の一次アウトカム効果を認めた(絶対差1.31%、aHR:0.22)。ワクチン関連の有害事象は68名で報告され、重篤例はなかった。

評価

臨床試験で妊婦が排除されていたため不可欠な重要検討である。探索的分析では、子癇前症・胎児発育遅延・出生時体重・流産・死産・妊産婦死亡・肺塞栓症に関しても群間差はなかった、という。

関連するメディカルオンライン文献

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(制作協力:Silex 知の文献サービス

取り上げる主なジャーナル(看護・母子医学)

Oncology Nursing Forum, International Journal of Nursing Studies