看護師がACP推進をナビゲート
Effectiveness of a Nurse-Led Multidisciplinary Intervention vs Usual Care on Advance Care Planning for Vulnerable Older Adults in an Accountable Care Organization: A Randomized Clinical Trial

カテゴリー
看護・母子医学
ジャーナル名
JAMA Internal Medicine
年月
March 2021
181
開始ページ
361

背景

アドバンス・ケア・プランニング(ACP)は、議論や情報共有が難しい。Wake Forest School of MedicineのGabbardらは、脆弱高齢者を対象に、Nurse Navigator(NN)主導のACPパス(pathway)と、電子健康記録(EHR)インターフェース(ACPWise)の使用がEHR内のACPに関するディスカッションと文書化が改善するかを検証するRCTを行った(対照:通常ケア、n=759)。

結論

介入群は対照群と比べ高いACP文書化率(42.2% vs. 3.7%)、ACP計画実装率(25.3% vs. 1.3%)を達成した。介入群は、代理意思決定者をより頻繁に指名し、事前指示書、リビングウィルなどのACP法的フォームの記入が多かった。フォローアップ中の救急受診・入院の発生率は、群間で類似していた。

評価

ACPWiseには、構造化データ要素を含む標準化ドキュメントとフリーテキストコメント用スペースがあり、著者らは、患者とのコミュニケーションのための会話ガイドとしても役立つとしている。興味深いことに、参加者の26%はNNとはACPについて話し合いたいが、かかりつけ医とは話し合いたくないとした、という。

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大規模臨床試験、新規の薬・機器・手法・因子・メカニズムの発見に関する文献を主に取り上げ、原文の要約と専属医師のコメントを掲載。

(制作協力:Silex 知の文献サービス

取り上げる主なジャーナル(看護・母子医学)

Oncology Nursing Forum, International Journal of Nursing Studies