看護師がACP推進をナビゲート
Effectiveness of a Nurse-Led Multidisciplinary Intervention vs Usual Care on Advance Care Planning for Vulnerable Older Adults in an Accountable Care Organization: A Randomized Clinical Trial
背景
アドバンス・ケア・プランニング(ACP)は、議論や情報共有が難しい。Wake Forest School of MedicineのGabbardらは、脆弱高齢者を対象に、Nurse Navigator(NN)主導のACPパス(pathway)と、電子健康記録(EHR)インターフェース(ACPWise)の使用がEHR内のACPに関するディスカッションと文書化が改善するかを検証するRCTを行った(対照:通常ケア、n=759)。
結論
介入群は対照群と比べ高いACP文書化率(42.2% vs. 3.7%)、ACP計画実装率(25.3% vs. 1.3%)を達成した。介入群は、代理意思決定者をより頻繁に指名し、事前指示書、リビングウィルなどのACP法的フォームの記入が多かった。フォローアップ中の救急受診・入院の発生率は、群間で類似していた。
評価
ACPWiseには、構造化データ要素を含む標準化ドキュメントとフリーテキストコメント用スペースがあり、著者らは、患者とのコミュニケーションのための会話ガイドとしても役立つとしている。興味深いことに、参加者の26%はNNとはACPについて話し合いたいが、かかりつけ医とは話し合いたくないとした、という。